「安い」と言えない業種で、
料金をどう見せるか。
税理士の広告は、他の事務所との比較も、過度に不安をあおる表現も禁止されています。「どこよりも安い」も「今の税理士で大丈夫ですか」も使えません。
それでも、金額の明示そのものは禁じられていません。その一点で組み立てた1ページです。
- 決まり方を表で開示
- 比較・誇大表現なし
- 1つから依頼可
- 画像ファイル 0枚
- 比較・誇大表現 0か所
- 単品は11,000円〜(税込)
税理士事務所のサイトは、どこも似た作りになりがちです。「安心」「親身」「スピード対応」。 差がつきそうな言葉は、たいてい広告の規程で使えない側にあります。比較も、誇大も、不安をあおる表現も禁止だからです。 ではどう選んでもらうのか。このサンプルは、「安さ」の代わりに「決まり方」を出すという一点で作りました。
このサンプルの数字
- 0枚使った画像ファイル(図はすべてHTML内のSVG)
- 0か所他事務所との比較・誇大・不安をあおる表現
- 2つ料金の見せ方(決まり方の表と、年間の内訳)
- 2種類構造化データ(事務所の情報・よくある質問)
この業種で、書けないこと
税理士法そのものに広告の条文はありません。規制しているのは日本税理士会連合会の細則と運用指針、そして景品表示法です。2001年の法改正で報酬規定が廃止され、広告は原則自由になりましたが、次のものは今も禁止されています。
他の事務所と比較した広告
細則が名指しで禁じています。「A事務所より対応が早い」はもちろん、暗に比べる書き方も避けます。
過度に不安をあおる広告
「今の税理士で本当に大丈夫ですか」「このままでは損をします」。この業界でよく見かけますが、禁止されている側です。
誇大・過度な期待を抱かせる広告
「必ず節税できます」「税務調査は来ません」。結果を約束する言い方は使えません。
安さの主観的な強調
「割安な報酬で引き受けます」は運用指針が誤導的としています。ただし金額そのものの明示は禁じられていません。
No.1・日本一の表示
消費者庁の実態調査報告書が、調査対象の無作為抽出、範囲・期間・出典の明示などを求めています。満たせないなら書きません。
顧客名・事例・在職時の役職
委嘱者の氏名や取扱事案は書面の同意がなければ表示できません。税務行政庁在職時の具体的な役職名も表示できない事項です。
※ 根拠は日本税理士会連合会「業務の広告に関する細則」第3条・第4条および「税理士会会員の業務の広告に関する運用指針」、消費者庁「No.1表示に関する実態調査報告書」(令和6年9月)、景品表示法第5条です。 最終的な判断は、所属する税理士会や専門家にご確認ください。
代わりに、何を出したか
依頼者が知りたいのは「自分はいくらか」です。金額を1つだけ出しても分かりません。決まり方を出せば、問い合わせの前に見当がつきます。
年商×面談回数の表
顧問料を、見た人が自分で選べる2つの軸で表にしました。「1,000万円以下で年4回なら27,500円」と、自分で見つけられます。
1年で払う総額の内訳
月額だけ見ても年間いくらか分かりません。顧問料33万円+決算11万円=418,000円と帯グラフで出しました。
金額が変わる条件
面談を増やす、仕訳が多い、消費税の申告が加わる。あとから増える要素を先に書き、書面に記載すると明言しています。
依頼できる範囲の図
記帳・決算と申告・給与・税務調査の立会いを並べ、どこを契約に含めるかは打ち合わせで決めると書いています。
1年の流れの帯
3月決算の法人を例に、毎月の試算表、年末調整、決算と申告の時期を12か月の帯にしました。
切り替えの手順
他の事務所からの切り替えを4ステップに。返してもらう書類の一覧まで書いています。現在の税理士へこちらから連絡しないことも明記しました。
※ 掲載した金額は、公開されている相場情報をもとにしたサンプル用の数字です。実在の事務所の料金ではありません。
入れたもの一覧と、単品の金額
全部まとめてでも、1つだけでも構いません。金額は税込・下限です。
掲載内容の点検 / 33,000円〜
今あるサイトの文言を読み、比較・誇大・不安をあおる表現、根拠のない二重価格、同意のない事例掲載など、指摘されやすい箇所を洗い出して言い換え案をお出しします。この業種ではここが最初の一歩になります。
構造化データの設定 / 22,000円〜
事務所の情報(名称・所在地・受付時間・価格帯)と、よくある質問を検索エンジンに伝わる形で記述します。価格帯は画面の料金表と一致させます。
フォーム改修 / 33,000円〜
必須項目を2つに絞り、記録できたときだけ完了を表示します。年商や決算月は最初の連絡では聞かず、面談で伺う設計にしています。
SEO基礎の整備 / 33,000円〜
見出しの構造、タイトルと説明文、内部リンク。「地域名+税理士」で探される業種なので、どのページを入口にするかから設計します。
Googleビジネスプロフィールの初期設定 / 55,000円〜
営業時間・属性・説明文を整え、サイトの受付時間と食い違わないようにそろえます。
アクセシビリティ対応 / 33,000円〜
キーボードだけで操作できるか、読み上げで意味が通るか、文字と背景の濃さが足りているか。図には説明文を付けています。
GA4導入支援 / 33,000円〜
無料相談の申し込みやボタンのクリックを数えられるようにします。どの導線から相談が入ったのかが分かる状態にします。
見守り保守 / 月3,300円〜
公開後、改ざんの検知と毎日のバックアップ。料金表や受付時間を変えるときのご相談もこちらでお受けします。
このサンプルはすべて架空です
サンプル税理士事務所は実在しません。電話番号・所在地・氏名・登録番号・顧客名・事例は載せていません。他の事務所と比較する表現、結果を約束する表現も使っていません。
よくある質問
税理士のホームページに、広告の制限はありますか?
税理士法そのものに広告の条文はありませんが、日本税理士会連合会の細則で、事実に合致しない広告、誤導または誤認のおそれのある広告、誇大な広告、過度に不安をあおる広告、他の事務所と比較した広告、品位を損なう広告が禁止されています。ウェブサイトもこの対象として扱うのが実務上の前提です。
料金をサイトに載せてもよいのですか?
金額を明示すること自体は禁じられていません。日本税理士会連合会の運用指針は「割安な報酬で引き受けます」といった表現を誤導的としていますが、あわせて報酬金額を明示することを禁止するものではないと明記しています。問題になるのは安さの主観的な強調と、根拠のない二重価格です。
「地域No.1」や「顧客満足度No.1」は使えますか?
おすすめしません。消費者庁のNo.1表示に関する実態調査報告書は、調査対象者を無作為に抽出すること、自社の顧客だけを対象にしないこと、商品等の範囲・地理的範囲・調査期間・出典を明示することなどを求めています。これらを満たせない表示は不当表示にあたるおそれがあります。
お客様の声や事例は載せられますか?
委嘱者の氏名や名称、取扱事案は、書面による同意がなければ表示できない事項とされています。同意を得れば掲載できますが、このサンプルは架空の事務所のため、顧客名も事例も載せていません。
安さを言えないなら、何で選ばれるのですか?
決まり方を先に開示することです。このサンプルでは、年商と面談回数で顧問料が決まる表を出し、1年で支払う総額の内訳と、金額が変わる条件も書いています。調査では、税理士選びで重視される点は相談しやすさとIT対応が上位で、顧問料の安さは4番目でした。
全部まとめて頼まないといけませんか?
1つから頼めます。構造化データの設定だけ、掲載内容の点検だけ、といった単品のご依頼をスポット作業としてお受けしています。今のサイトはそのままで、気になる部分だけ直すこともできます。
同じ作りのサイトを、ご相談ください。
今あるサイトの文言だけを点検することもできます。規程に触れそうな箇所と、言い換えの案をお出しします。