管理画面が無くなります
文章や画像の差し替えは、HTMLの編集になります。年に数回の更新であれば保守管理の範囲で承りますが、「思い立ったらすぐ自分で直したい」という使い方には向きません。その場合はWordPressのままが合っています。
何年も更新していない。管理画面には入ったことがない。それでも毎月の保守料は続いている。
そんなサイトをHTMLだけのサイトに作りかえます。URLもドメインも、そのままです。
WordPressは、自社で記事やお知らせを頻繁に更新するサイトのための仕組みです。ところが実際には、公開してから一度も管理画面に入っていないのに、保守費とサーバー費を払い続けているサイトが少なくありません。更新しないサイトにWordPressを使い続けると、使っていない管理画面のために更新作業と費用だけが残ります。 このページは、そうしたサイトを静的サイト——誰がいつ見ても同じものが表示される、ファイルだけのサイト——に作りかえて、毎月の負担を下げるご提案です。サイトは無くなりません。今と同じURLで、同じ内容が見られます。WordPressが悪いという話ではありません。更新するなら、WordPressのままがよいケースもはっきり書いています。
3つ以上当てはまるなら、WordPressである必要が薄れている可能性があります。
逆に、当てはまらないなら乗り換えないほうがよいこともあります
毎週のように記事やお知らせを自社で書いている、社内の複数人が管理画面から更新している、会員機能・予約機能・ネットショップが動いている——こうしたサイトは、WordPressのまま保守するほうが合理的です。その場合はWordPress保守管理をご覧ください。
「WordPressだと言われた気がするが、確信がない」という方へ。どれも1分で確認できます。
更新しないサイトでも、WordPressである限り次の作業は発生し続けます。「払っている金額」の欄に、実際の金額を書き込んでみてください。
| 項目 | WordPressのまま | 静的サイトに作りかえた後 |
|---|---|---|
| 本体・プラグイン・テーマの更新 | 公開され次第、更新の要否を判断して適用する作業が続く | 不要(更新する対象そのものが無い) |
| サーバーの条件 | PHPとデータベースが動くプランが必要。PHPのバージョン変更のたびに表示崩れの確認が要る | HTMLが置ければよい。安価なプランでも動く |
| 管理画面(ログイン画面) | インターネットに公開され続ける。総当たりのログイン試行の対象になる | 無い |
| バックアップと復旧 | ファイルとデータベースの両方。復旧手順もその分複雑 | ファイルだけ。元に戻すのはファイルを置き直すだけ |
| 表示の速さ | アクセスのたびにサーバーでページを組み立てる | 出来上がったファイルをそのまま返す |
| 毎月の保守費(いまお支払いの金額) | 月額 ¥ (年間 ¥ ) | 月¥3,300〜(静的サイト保守管理) |
数字で見ておきたい、更新作業の実際
セキュリティ企業Patchstackの集計では、2025年の1年間にWordPressの周辺で見つかった脆弱性は11,334件で、その91%がプラグイン、9%がテーマ、WordPress本体は6件でした。つまり「本体が危ない」のではなく、入れたプラグインを追いかけ続ける負担が中心です。同じ集計では、公開の時点で46%は開発者による修正が間に合っていなかったとも報告されています。
WordPress本体も、2025年9月からの1年間でセキュリティ修正を含むリリースが8回ありました(wordpress.org のリリース記録)。使っていなくても、更新の判断は毎回発生します。
※ 出典はこのページの下部に記載しています。
WordPressはPHPという仕組みの上で動きます。PHPにはバージョンごとに期限があり、期限を過ぎたものは、問題が見つかっても修正されません。
乗り換えを提案する側として、良い面だけを並べません。次の点は事前にご確認ください。
文章や画像の差し替えは、HTMLの編集になります。年に数回の更新であれば保守管理の範囲で承りますが、「思い立ったらすぐ自分で直したい」という使い方には向きません。その場合はWordPressのままが合っています。
サイト内の検索、関連記事の自動表示、記事一覧の自動的な並び替え、会員ログイン、予約、フォームの自動集計——こうした「動く仕組み」は、そのままでは移せません。今のサイトで実際に使われているものがあれば、別の形で用意できるかを作りかえる前に確認します。使っていない機能であれば、無くなって困りません。
ブログやお知らせを毎週書く運用なら、WordPressの管理画面の価値が上回ります。乗り換えの相談をいただいても、更新頻度を伺った上で「そのままがよい」とお伝えすることがあります。
URLを引き継ぎ、表示の速さを整えることはできますが、順位はGoogleが決めます。Googleは「Core Web Vitals(表示や操作の快適さの指標)はランキングシステムで使われる」と書く一方、「良いスコアが上位表示を保証するものではない」とも明記しています。弊社も、順位が上がるとは申し上げません。
WordPressのフォーム用プラグインはそのまま使えません。外部のフォームサービス、またはGoogleフォーム/Google Apps Scriptを使った受け口に置き換えます。受信した内容をスプレッドシートに残す形にもできます。
WordPressの公式文書も「ログイン画面を持つWebアプリケーションであれば、どれも狙われ得る」と書いています。静的サイトにすれば安全になるのではなく、狙われる入口(ログイン画面・プラグイン)を持たないぶん、管理する対象が減るという整理です。
作りかえには初期費用がかかります。毎月の差額で何か月かければ元が取れるのかは、現在の保守費とサーバー費が分かれば計算してお出しします。「下がる」とだけ言って初期費用の話をしない提案は、信用しないでください。
ここを決めずに安くすると、あとで困ります。「年に1回しか触らないもの」は、いざ触るときに前回どうやったかを思い出すところからになるためです。3つのうち、どれかを選んでいただきます。
ご相談の前に、ご自身で判断できるようにしています。
| サイトの状態 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 更新は年に数回。会社案内・事業紹介が中心 | 静的サイトへ乗り換え | 管理画面を使っていないのに、更新作業と費用だけが続いているため |
| お知らせを月に1〜2回、社内で更新している | どちらもあり | お知らせ部分だけを更新しやすい形にして、静的サイトにできる場合があります |
| ブログを毎週書いている/書く予定がある | WordPressのまま | 管理画面から書ける価値のほうが大きいため |
| 会員ログイン・予約・ネットショップがある | WordPress/EC | 仕組みそのものが必要なため、静的サイトでは置き換えられません |
| 3〜5ページで、今の保守費も月3,000〜5,000円程度 | WordPressのまま | 下がる金額が小さく、作りかえの費用を回収できません。保守の内容を最小限にして続けるほうが安く済みます |
| ページ数が100を超える | まず診断 | 作りかえの費用が大きくなるため、一部だけ残す方法を含めて検討します |
作りかえ自体より、こちらでつまずくことのほうが多いところです。ご相談の最初に、弊社から確認します。
サイトとメールを同じサーバー(同じ契約)で使っている場合、サーバーを移すとメールも止まります。サイトだけを移してメールはそのまま残す、あるいはメールも一緒に移す手順を、先に決めておく必要があります。ここを確認せずに進める提案には、ご注意ください。
「解約は1か月前まで」「1年ごとの自動更新」といった条件が入っていることがあります。作りかえの完了と解約のタイミングがずれると、二重に払う期間が出ます。契約書をご確認いただければ、解約日から逆算して作業の予定を組みます。
制作会社の名義で契約されている場合、その会社の協力が要ります。名義がお客様であれば、管理画面の情報だけで進められます。分からない場合は、確認の手順からご案内します。
原稿・写真の元データがお手元にあると、作りかえは速く安くなります。無い場合も、公開されているページから作り直せますので、ご心配はいりません(写真だけは、粗い状態のものしか残っていないことがあります)。
公開されているページ、更新の頻度、フォームの有無、いま払っている費用を伺います。この時点で「乗り換えないほうがよい」と判断した場合は、そうお伝えします。
残すページ・捨てるページ・作り直すページを一覧にし、費用と期間をお出しします。差額で何か月かかって回収できるかも、あわせてお伝えします。
今のWordPressのファイルとデータベースを保存します。作業前の状態は、そのままお渡しします。
素のHTML/CSS/JavaScriptで組み直します。見た目をそのまま引き継ぐことも、この機会に整えることもできます。
問い合わせの受け口を用意し、実際に送信して届くところまで確認します。迷惑メール対策と、送信後の控えメールも設定します。
URLは原則そのままです。変わる場合は、郵便の転送届のように、古いURLに来た人を新しいURLへ自動で送る設定(301リダイレクト)を入れます。検索結果に出ていたページも、新しいページに引き継がれるようにします。サイトマップの送信とSearch Consoleでの確認まで行います。
新しいサイトが問題なく動いていることを確かめてから、今の保守契約・サーバー契約を解約します(予告期間がある場合は、その分を見て予定を組みます)。公開後は静的サイト保守管理(月¥3,300〜)で、表示の確認・バックアップ・軽微な修正を引き受けます。
表示はすべて税込です。ページ数・原稿の状態・フォームの数で変わるため、正式な金額は現状を拝見してからお出しします。
事例 ①|作りかえのみ
¥220,000〜(一括)
5〜10ページ規模。バックアップ・フォームの置き換え・URLの引き継ぎまで含みます。
事例 ②|作りかえ+保守1年
¥259,600〜
公開後1年の保守管理(月¥3,300)をセットに。解約の手順までご案内します。
事例 ③|まず診断だけ
¥0
今のサイトを見て、乗り換えるべきかどうかをお伝えします。そのままがよい場合は、そう申し上げます。
月額だけで比べると乗り換えが得に見え、初期費用だけで見ると損に見えます。実際には、何年使うかで答えが変わります。下は今の保守費が月11,000円の場合の例です。
| 期間 | WordPressのまま(月11,000円) | 作りかえた場合(220,000円+月3,300円) | 差 |
|---|---|---|---|
| 1年 | 132,000円 | 259,600円 | 127,600円の持ち出し |
| 3年 | 396,000円 | 338,800円 | 57,200円 下がる |
| 5年 | 660,000円 | 418,000円 | 242,000円 下がる |
この計算を、ご相談の最初にお出しします
上は例です。実際の金額(今の保守費・サーバー費・ページ数)で同じ表を作ってお渡しします。今の保守費が安い場合や、3年以内に作り直す予定がある場合は、乗り換えないほうが安く済みます。そのときは、そうお伝えします。
乗り換えのご相談で多いのは、「月額を下げたい」と「そろそろ内容も古いので作り直したい」が重なっているケースです。作り直す予定がもともとあるなら、初期費用は乗り換えのための追加費用ではなくなります。
弊社はWordPressの制作・保守も行っています。静的サイト専門ではないため、「そのままWordPressで」という結論も普通に出します。
素のHTML/CSS/JavaScriptで作るため、他社でも引き継げます。特定のツールに縛る作りにはしません。
作りかえたあとの見守り・バックアップ・軽微な修正まで、同じ担当が引き受けます。「納品して終わり」にはしません。
公開後の見守りは、外から見る方法を標準にしています。作業のときだけ接続情報をお預かりし、終わったら変更していただく進め方にも対応します。
数字と仕様は、一次情報を確認して記載しています(確認日:2026年9月18日)。
今のサイトのURLと、毎月払っている金額をお知らせください。
乗り換えで下がる金額と、初期費用を回収できるまでの期間をお出しします。そのままがよい場合は、そうお伝えします。