1. 今のバージョンと、上げる先のバージョン
何段階上げるかで、作業の量が変わります。上げる先が、まだサポート中のバージョンかどうかも確かめておくと安心です。
「PHPの更新が必要です」と連絡が来た。請求の金額が妥当か分からない。そんなときは、サイトのURLだけお送りください。外から分かる範囲を、無料でお伝えします。
その先は、必要な段階だけ進めていただけます。
PHPの期限切れ・脆弱性への対応とは、WordPressが動く土台であるPHPを、サポート中のバージョンに上げ、その後もサイトが正しく動くように確認・修正する作業です。必要な作業の量は、サイトの作りや、普段どれだけ更新されているかで大きく変わります。そのためONECLICでは、いきなりお見積りやご契約をお願いせず、ご質問へのお答え → URLで外から確認 → 資料を拝見 → 詳しい確認 → 切り替え → その後の保守と、段階を分けて進めます。無料の段階で終えていただいても大丈夫です。
PHPの対応は、次のような方からご相談いただくことを想定しています。
PHPは、バージョンごとにサポートの期限が決まっています。期限を過ぎたバージョンは、問題(脆弱性)が見つかっても修正されません。期限が過ぎてもサイトはそのまま表示され続けることが多いため、気づかれないまま使われ続けることがあります。
| バージョン | 通常のサポート | セキュリティ修正のみ |
|---|---|---|
| 8.1 以前 | 終了 | 終了(修正されません) |
| 8.2 | 終了 | 2026年12月31日まで |
| 8.3 | 終了 | 2027年12月31日まで |
| 8.4 | 2026年12月31日まで | 2028年12月31日まで |
| 8.5 | 2027年12月31日まで | 2029年12月31日まで |
出典:php.net「Supported Versions」(2026年10月28日に確認)。WordPressの公式サイトは、PHP 8.3以上を推奨しています(WordPress.org「Requirements」、同日に確認)。
どの段階で止めていただいても大丈夫です。次の段階に進むかどうかは、前の段階の結果を見てから決めていただけます。費用がかかる段階に進む前に、内容と金額をお伝えし、ご了承をいただいてから進めます。
「本当に必要な作業なのか」「なぜ費用に差があるのか」など、お問い合わせフォームからのご質問に、一般的な考え方でお答えします。必要なものはありません。
サイトのURLをお送りください。普通の閲覧者と同じように、トップページと公開されている数ページを見て、作業が少なく済みそうか、多くなりそうかの見立てと、おおよその金額の幅をお伝えします。パスワードやログイン情報は不要です。
今の業者さんからの見積書や明細、今の保守費に含まれている作業を、お手元にある範囲でお送りください。内訳が作業に見合っているかを判断するための考え方をお伝えします。
確認の間だけ管理画面に入れる情報をいただき、実際のPHPのバージョン、すべてのプラグインとテーマの状態、更新の履歴、独自に作り込まれた部分を確認します。結果をもとに、上げる先のバージョンと、切り替え作業のお見積りをお出しします。範囲と費用は、作業の前にメールで合意します。
作業の前にバックアップを取り、すぐ元に戻せるようにしてから切り替えます。切り替えた後に、トップページと主なページの表示、お問い合わせフォームなど主な機能を確認し、不具合があれば修正します。終わったら、行ったことと結果をご報告します。
PHPの期限は、数年ごとにまたやってきます。WordPress本体やプラグインを普段から更新しておくと、次の切り替えの作業は少なく済みやすくなります。ご希望の方には、WordPress保守管理をご案内します。
無料の確認は、公開されている情報だけで行います。そのため、分かることには限りがあります。分からない部分は、段階3の詳しい確認で補います。
| 項目 | URLだけ(無料) | 詳しい確認(有料) |
|---|---|---|
| WordPressか | 分かります | 分かります |
| 本体のバージョン | おおよそ分かることが多い | 正確に分かります |
| PHPのバージョン | サイトが表示している場合だけ | 正確に分かります |
| テーマ・プラグイン | テーマ名と、一部のプラグイン | すべてと、それぞれの更新の状態 |
| 公表済みの弱点 | 見えたものを、公開の脆弱性情報と照らし合わせ | すべてを照らし合わせ |
| 独自の作り込み | 分かりません | 分かります |
| サーバー・SSL | サーバーの会社と、SSL証明書の期限 | サーバーで選べるPHPのバージョン |
| 金額 | おおよその幅 | お見積り |
URLでの確認では、サーバーに入ったり、攻撃に近い調べ方をしたりはしません。サイトに負担がかかることはありません。
PHPの切り替えは、サーバーの管理画面で設定を変えるだけなら短時間で終わります。費用がかかるのは、切り替えた後にサイトが正しく動くかの確認と、動かない所の修正です。
作業が多くなるサイトでは、テーマやプラグインの入れ替え、プログラムの書き直しが必要になります。その場合、10万円前後かかることも珍しくありません。
切り替え作業の料金は、段階3の確認のあとにお見積りします。ここでは、モデルケース(想定例)をもとに料金のイメージをお伝えします。表示はすべて税込です。
モデルケース ①|確認と切り替えが中心
¥22,000〜
本体・プラグインが更新されていて、作り込みが少ないサイト。バックアップ、切り替え、表示と主な機能の確認、ご報告。
モデルケース ②|一部の入れ替えあり
¥55,000〜
①に加えて、動かなくなるプラグインの入れ替えや、テーマの一部の修正が必要なサイト。
モデルケース ③|古い作り・作り込みが多い
¥110,000〜
何年も更新されていない、独自のプログラムが多い、PHPを何段階も上げるサイト。テーマの入れ替えや書き直しを含みます。
保守管理をご契約中の方へ
WordPress保守管理をご契約中のサイトは、PHPの切り替えを月額の中で行います。大きな修正が必要になる場合は、作業の前にお見積りします。
今の業者さんの見積りにも、サイトの状態に応じた理由があるはずです。金額と内容が合うか気になる場合は、次の点を尋ねてみると判断しやすくなります。
何段階上げるかで、作業の量が変わります。上げる先が、まだサポート中のバージョンかどうかも確かめておくと安心です。
何を確認し、何を直すのか。切り替えだけなのか、プラグインやテーマの入れ替えまで含むのかで、金額は大きく変わります。
PHPを上げるときは、あわせて本体やプラグインの更新が必要になることがほとんどです。別の請求になるかどうかを確かめておきます。
切り替えた後に不具合が出たとき、すぐ元に戻せるかどうか。作業の前のバックアップがあるかを確かめておきます。
保守の契約によっては、PHPの更新が月額に含まれていることもあります。契約書や、保守の内容の説明を見直してみてください。
ページ数が少なく、更新もほとんどしていないサイトなら、WordPressをやめて、シンプルなHTMLのサイト(静的サイト)に移す方法もあります。PHPやプラグインの更新そのものが要らなくなるため、毎月の管理の手間と費用を抑えやすくなります。
移す費用がかかるため、向き不向きがあります。
記事を頻繁に書くサイトや、予約・会員・ネットショップの機能があるサイトは、WordPressのままのほうが合います。URLで確認したときに、合いそうであればあわせてご案内します。詳しくはWordPress、そろそろ卒業しませんかをご覧ください。
請求の金額のこと、作業が必要かどうか、お気軽にお尋ねください。
URLを添えていただければ、外から分かる範囲もあわせてお伝えします(URLだけ送る場合はこちら)。